このページは2000年から2001年頃に記載したものです。
育児グッズ偏見レポート
ちまたでは通販マニアの勢力が拡大しているようですが、実はわたしもその例にもれません。
特に長時間の外出が難しい妊娠中・育休中は通販雑誌をあれこれながめることが、以前にもまして大きな楽しみとなりました。
ところが…こういったマタニティ系通販雑誌やお店の新生児用品売場に必ずある出産準備品リストには嘘−そんなもの要らないよ!−の多いこと。
また、たいていの病院では入院中必要なものをまとめたセットを「お産セット」などの名目でくれます(料金は入院費用に含まれています)。
退院時にミルク会社などから「お土産」として哺乳瓶などくれることも多いようです。
あらかじめ内容を確認できれば不要な買い物をしなくてすみます。
一方で、じっくり通販雑誌を読み比べ、実際に使った人の意見などもWebで調べ、また自分でも実際に育児を体験していくうちに
- さすがに本当にあったほうがよさそうなもの
- こんなもの要らない
- 同じ買うならこのメーカーのこの製品
- この分野ならこの通販雑誌・サイトがお勧め
というものが少しは見えてきた気がします。
というわけで、独断と偏見に満ちた育児グッズ研究レポートをお送りいたします。
[後日記] 現在二人目の出産にともなって、改訂作業中です。
新旧の情報が多少いりまじっていますが、ご容赦ください。
表の見方 |
◎ | 用意しておいた方がいいかも |
○ | 場合によっては必要。でも調達は必要になってからでも間に合う |
△ | なくてもよいが、人によっては便利かも |
× | んなもの要らないよ |
借 | レンタルがお勧め |
入院準備品(産褥用品など)
新生児衣類 〜
おむつ 〜
寝具・ラック 〜
外出用品
授乳用品(母乳編) 〜
授乳用品(粉ミルク編) 〜
衛生用品(ベビーバスなど)
普通の服をベルトをはずして着てオーバーブラウスで隠したり、夫の服を着たり…とみなさんいろいろ工夫しているようですが、マタニティウェアは楽の一言につきます。
マタニティウェアの通販はずいぶんいろいろあります。
一人目妊娠時、わたしがもっともよく使ったのはパーレン(現在の社名レモール)でした。
当時、この会社では、ベネトン・ブランドのマタニティウェアなどを扱っており、マタニティらしく見えないシンプルなデザインのものが主流でした。
二人目妊娠時には、ベネトン・ブランドの扱いはなくなるなどだいぶ品揃えが変わっており、わたしにとっての魅力は多少落ちてしまっていましたが、オリジナル商品にはそれでも便利なものがありました。
その他、エンジェリーベ、千趣会なども多少利用しました。
エンジェリーベは、マタニティらしくないシルエットのパンツが売りでしたが、わたしには太股がきつくて合いませんでした。
マタニティ水着は国内で買おうとすると結構な値段がするため海外通販で買おうとしましたが、注文した品が品切で、結局近所のスーパーでセール時に買いました。
- マタニティウェア一般(○)
-
パンツスタイルは妊婦らしく見えない点が利点ですが、おなかのまだ小さい頃にはずるずる下がってきて不快です(初期からOKとうたっている製品でもあまり着心地はよくなかったです)。
妊婦らしく見せたい、着心地が楽なのがよいというなら定番のジャンパースカートのほうがよいかもしれません。
- マタニティ用ストッキング(○)
-
一人目妊娠時、通勤用にマタニティ・パンストも用意したのですが、マタニティウェアとしてパンツスタイルのものばかり着ていたので、パンストは一度もはかず、ひざ下ストッキングを愛用していました(妊婦は暑がり!)。
二人目妊娠時は、妊娠後期が夏と重なったため、ひざ下ストッキングでも暑くて耐えられず、くるぶし丈のストッキングばかり履くようになってしまいました。
- マタニティパジャマ(△)
- 普通のパジャマの腰ゴムをゆるくして着たりしたけれど、マタニティ用を買ってみるとずっと楽でした。
でも授乳口は役に立たない。
授乳させるには小さかったり、位置が合わなかったり、普通にしているときにぽろっとおっぱいが見えたりします。
そもそも産む前には授乳口は必要なく、産んだ後はマタニティウェアでなくてよいのです(その点、海外通販で購入したマタニティ兼用ではない授乳期専用のパジャマはよかった)。
上着丈の長いのは出産入院中は多少役にたつこともありますが、その時だけです。
- 腹帯・ガードル(△)
-
特に必要を感じなければしなくても構いません。
単なる保温なら腹巻きタイプが楽です。
腰が気になるならトコちゃんベルトがよいようです。
マタニティ・ガードルを買う場合は、太股のつけ根がきつくないことを確認しましょう。
きつくしめつけるのは血行を阻害するので百害あって一利なしだそうです。
わたし個人は、一人目妊娠時、たまに腹巻きタイプをする程度で、ガードルタイプは買ったのに一、二度しかはきませんでした。
二人目妊娠時にいたっては、妊娠後期が真夏にあたって暑かったこともあり、ただの一度も腹帯・ガードルともにしませんでした。
- リクライニング・チェア(△)
- もちろん必須というわけではありませんが、足を高くしてくつろげる椅子のひとつでもあると、妊婦生活をより快適にすごせます。
(ついでにいうと、授乳のときも楽です)。
わたしは、イタリアのマルガ社製のスーパー・コンフォートという製品を愛用しています。
マタニティ・ショーツ | (○) |
さすがに楽です。2サイズくらい上の普通のデカパンでもOKですが、マタニティのほうがフィット感には優れています。 |
マタニティ・ブラ | (○) |
ハーフトップがお勧め。
アンダーが妊娠前の1サイズ上、カップが2サイズ上ともいわれますが、個人差が大きいようです。 |
マタニティ水着 | (○) |
泳ぐならあったほうがいいでしょう。
もともと水着の生地はよく伸びるので、中期までは普通の水着も着られますが、やっぱり楽です。 |
- 産褥ショーツ(○)
- 病院から指定されれば用意します。
そうでなければ普通の生理用ショーツのサイズの大きいもので十分です。
退院後も長期間使うことになるので、多少汚れるのを承知で普通の綿ショーツを使うのも蒸れなくてよいかもしれません。
- お産用ナプキン(産褥パッド)(◎)
- 入院中に使う分はたいてい病院で用意してくれます。
退院後もしばらく使うので、家族に買い物を頼みにくい場合は、あらかじめ生理用ナプキン(夜用・昼用とも)を多めに買っておくとよいでしょう。
長期間使うので蒸れにくいものを。
ただしメッシュタイプは傷(縫合の糸など)にひっかかることがあるので避けたほうが無難です。
- 清浄綿(○)
- 入院中に使う分はたいてい病院で用意してくれます。
実際には乳首の消毒は不要(傷付きやすくなるのでむしろ消毒しないほうがよい)なので、退院後はほとんど使いません。
- 乳帯・ブラジャー(○)
-
ハーフトップでも構いませんが、産後すぐのおっぱいが張って辛いときは、よりソフトなタイプか、さらしの乳帯が楽です。
さらしの乳帯は薬局等でも手に入りますが、たいていワンサイズなので小さめだと肩が凝ります。
授乳用ブラジャーは退院後授乳が安定してきてからのもののようです。
わたし自身は、一人目出産後は、通販のパーレンで買ったさらしの乳帯(Lサイズ)を愛用していました。
二人目のときは、千趣会で購入した犬印本舗製のソフトブラ(Lサイズ)を使いました。
- ウェストニッパー(◎)
-
いろいろ用意したけれどほとんど使わなかったという声をよく聞く品です。
お産の直後の骨盤・子宮の回復のためには、締めたほうがよいそうで、病院からも用意するよう指示されることがあります。
とはいえ、とりあえずは出産直後用1枚あれば十分でしょう。
その後の体型回復には締めつけるより腹筋運動のほうがよほど効果があるようです。
腰(恥骨やお尻)に痛みがある場合、骨盤を正しくしっかり締める必要があるそうです。そういう人にはトコちゃんベルトをお勧めします。
すそよけ | (×) |
病院から持ってくるように指示されれば仕方ありませんが、使用期間も短いのでバスタオルで十分のように思います。 |
マタニティパジャマ | (△) |
上記マタニティ編参照。 |
母乳パッド | (○) |
必要枚数は個人差がありますが、本格的に使うのは退院後です。
肌に合う合わないもあるので最初は少し買って様子をみるのがいいでしょう。
布のほうが合う人もいるようです。
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新生児はほとんど寝てばかりだし、外出も少ないので下着以外はほとんど不要です。
下着の必要枚数も、赤ちゃんの個性によって大きく違います。
よくおっぱいを吐く赤ちゃんや、うんちのゆるい赤ちゃんだと一日に何度も着替させることになりますが、そうでなければ1日2〜3枚あれば足ります。
防寒も、衣類を重ね着させるより、室温を上げるか、おくるみやバスタオルでくるむほうが楽です。
抱っこで外出のときも、赤ちゃんに厚着させるより、親がママコートを着るほうが抱きやすいし、暖かい部屋に入ったときに脱がす手間も要りません。
- 単肌着(◎)
- 基本の肌着といっていいと思います。夏ならこれ1枚、冬でも温かい室内では短肌着プラス長肌着かコンビ肌着の2枚重ねで十分です。
生地は夏ならガーゼ、それ以外の季節はフライスが万能です。
最近は室内は暖かいので、特に厚手である必要はないと思います。
新生児サイズは50cmですが、すぐに小さくなりますので、平均サイズ以上で生まれた子供なら最初から60cmでもいいかもしれません。
上に書いたように必要枚数も子供の個性によって違います。
出産前に用意するのは2〜3枚にして、生まれた子供の様子を確認してから買い足しましょう。
- 長肌着(△)
- 単肌着に重ねて着せるのですが、暑い季節なら不要でしょう。
もともと動きの活発な赤ちゃんや、そうでなくとも2〜3ヶ月になって足をばたつかせる時期になってくると向きませんが、おむつ替えの回数の多い新生児のうちはコンビ肌着よりなじみがよいようです。
- コンビ肌着(◎)
- 室内ではほぼ万能で、赤ちゃんぽさが薄れてくるまで使えます(お座りするようになると、かぶりもののボディスーツ等が着せやすくなります)。
必要な枚数は洗濯の頻度によりますが、1日2〜3枚は使います。
コンビ肌着とはちょっと違いますが、Baby's Own社のラップアップ肌着も、激しく動いてもはだけないし、おむつ替えがとてもしやすいのでお勧めです。
- 2−wayオール(◎)
- 下着を着た上に着るもっとも基本的な服で、はじめは袋タイプ、足を動かすようになったら二股にできる形をしています。
新生児のうちはほとんど外出しないし、その後、2〜3ヶ月からぼちぼち外にでるようになりますが、1日1〜2枚もあれば実は十分でした。
首が座るとTシャツとズボンでもよくなり、結局ちょっとしか着ませんでした。
- よだれかけ(○)
- よだれが多くなるのは離乳食のはじまる生後5〜6ヶ月近くなってからですし、前掛けタイプのよだれかけは自分でお座りできるようになるまではあまり役にたちません。
それまでは吐いた乳が首をつたって横におちる汚れが中心なので、タオルでガードするほうが実用的です。
- おくるみ(アフガン)(◎)
- 暖かい季節ならバスタオルでも十分できますが、いずれにしても1枚あると何かと便利です。
ベスト | (△) |
あると便利と聞きましたが、実は全然着ませんでした。
実際に要るかどうかは、季節や室温によると思います。 |
靴下 | (×) |
新生児には不要です。
動作が活発になり下着から足が出るようになると、外出時にはあるといいかもしれません。 |
手袋 | (×) |
顔をひっかいて困る場合でも、手袋はしないほうがいいようです。
爪をよく切っていれば深い傷にはなりません。
防寒用に必要になるのは、外出時に自分の足で歩くようになる頃からでしょう。
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紙おむつメインでいくか、布おむつも使うかで、必要なものはだいぶ違ってきます。
うちでは一人目の子供は生後6ヶ月になる頃までは布がメインでした。慣れてしまえばそれほど大変でもなかったのですが、うんちおむつの処理が(うんちもれしやすいので)ちょっと面倒に感じました。
保育園にいきはじめてから布おむつを洗濯する余裕がなくなり、紙のみになりました。
- 紙おむつ(◎)
- 布おむつをメインで使う場合でも、外出時や洗濯が間に合わないときなどのためにあると安心です。
ただし、くれぐれも新生児用は買いだめしないように。大きく生まれた子や、成長が早い子だと使う期間はほんとうに短いし、肌や体型に合う・合わないもありますから。
- 布おむつ(△)
-
布おむつがメインなら、新生児期には1日20〜30枚使うこともあり、これに洗い替え分もあわせた枚数が必要になります。
余裕をもった枚数をそろえるより、洗濯が間に合わなければ紙おむつでいいというくらいのほうが気楽かもしれません。
さらし、ドビー織、整形おむつなどいろいろありますが、長く使うならドビー織が応用範囲が広いと思います。
シームレス(縫い目がない)である必要はありません。
紙おむつで全部済ませるつもりなら用意する必要はないのですが、おむつ替えシートの代りになったり、うんちを拭くのに使ったりできるので、数枚はあると便利なこともあります。
- おむつカバー(△)
-
布おむつの場合は必須です。
おむつカバーは結構高いので、譲ってもらえるあてがあればそれに超したことはありません。
一日にうんちを何度もする赤ちゃんの場合、必要な枚数のおむつカバーを買いそろえていると、紙おむつを買い続けるのと実はたいして変わらない出費となってしまうこともあるのに気づいてしまいました。
わたしの見た範囲では表示サイズ50〜60cmのものの方が、むしろ表示サイズ60cmのものよりゆとりがありました。
少しずつ大きなサイズのものを買い足すより、はじめから50〜60cmサイズのものだけ用意しておけばよかったと後悔しています。
新生児期はウール、その後はゴアテックスが、蒸れにくくかつ漏れにくいのでお勧めです。
- おむつライナー(△)
-
布おむつのときはあるとうんちの処理が楽です。
- おしりふき(○)
- おしりのためには布(布おむつ)やコットンを水で濡らして拭くのがよいとも聞きますが、専用のおしりふきは扱いが楽です。
トイレに流せるタイプのものもありますが、トイレでうんちをしないうちはあまりメリットはありません。
破れやすいので、かえって拭きにくいというデメリットもあります。
紙おむつと同じく肌に合う合わないがあるので、前もって買いすぎないこと。
おむつ用ゴミ箱 | (◎) |
おむつ用として売られているものでなくても、フタのちゃんとしまる、大きめのゴミ箱は必須です。
プラスチックのものは臭いが染み付くので、不要になったら捨てることになります。
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おむつバケツ | (△) |
布おむつの場合のつけおきに使います。
うんちの回数が多い場合は、おしっこ用とうんち用の2つあるとよいでしょう。
これもフタはあったほうがよいでしょう。 |
おしりふきウォーマー | (×) |
個人的にはそこまでしなくても…と思います。
冷たい刺激も感覚を発達させる刺激になるかも(?)。
おむつ替えのたびに泣く子がおとなしくなって、親が楽になるなら仕方ないのかもしれませんが。
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おむつ専用洗剤 | (×) |
普通のせっけん(粉せっけん)と酸素系漂白剤で十分きれいになりました。
くれぐれも柔軟仕上剤は使わないように(吸水が悪くなります)。 |
- ベビーふとん(△)・ベビーベッド(△/借)
- もともと布団で寝ているひとなら、夜中におむつを替えるにせよ、乳をやるにせよ、自分の布団で添寝するほうが楽です。
ベビー布団は昼寝用に使ってもいいですが、寝返りするようになると狭くなります。
ベビーベッドは子供によってはひどく嫌って、使える期間が短いこともあるそうです。
二人目以降では、上の子のちょっかいから新生児を守るためにはあると便利ですが、その場合もレンタルがお勧めです。
うちでは一人目のときは不使用、二人目では最初の1ヶ月だけプチタイプの簡易ベッド(ロイヤルスイートというすごい名前のもの)を借りました。
- シーツ類(◎)
- バスタオルでも十分ですが、添い寝の場合でも、赤ちゃんの下に敷くシーツは数枚用意しておいたほうが無難です。
おむつ替えの最中におしっこをとばしたりするので、次々と濡れます。
大人用のタオルシーツの古いのがあれば切って使うこともできます。
- ベビーラック(△)
- なかなか寝てくれない赤ん坊をあやすのに、ゆらゆら揺れる揺り椅子は便利です。
いろいろなタイプがありますが、高いものが多いし、ものによっては嫌がる子もいるそうなのでまずは短期間レンタルで試してみるのがいいと思います。
買うのであればベビービヨルン社のニュー・ベビー・シッターがお勧めです。
生後3ヶ月から使えるし、軽くてかさばらないので部屋のどこでも使えます。
それでも子供によっては嫌がることがあるそうなので、試すことができればそのほうがいいかもしれません。
- 抱っこひも (首のすわる前)(○)
- 新生児から使える抱っこ紐として、横抱きのできるだっこ紐も売られていますが、<横抱き用は使い勝手がよくないものが多いようです。
3ウェイ(横抱き、縦抱き、おんぶ)の抱っこ紐もどっちつかずになりがちです。
一人目出産時、わたしは横抱き専用のものを買いましたが、安定が悪くて落っことしそうな気がして不安でした。
二人目出産時、ベビービョルン社のベビーキャリアの評判が非常によいのを聞き、これを購入しました。
これは縦抱き専用ですが、退院時から使える上、抱いたり下ろしたりがとても楽です。
ベビービヨルンの難点は、こどもの重さが9.6kgまでとなっていることで、成長の早い子ではあっという間に使えなくなってしまいます。
それでも買う価値のある商品だとは思います。
ベビー・スリングと呼ばれるハンモック型の抱っこ紐も、新生児から使えます。
わたしは、最初通販でNojo社のものを購入しましたが、もうひとつ使い心地の悪さを感じていたところ、Over The Shoulder Baby Holderと呼ばれる別のメーカーの製品を勧める通販サイト(ベビー抱っこ.com)を見つけ、再購入しました。
ベビー・スリングはかなり大きな子にも使える上、抱っこしたまま授乳ができる、赤ん坊とのフィット感が抜群など、使いこなせるととても具合のよいもののようです(わたしはまだそこまでの境地にいたっていません)。
- 抱っこひも (首のすわった後)(○)
- よく売られている2ウェイ(前での縦だっことおんぶ兼用)のだっこ紐は、だっことおんぶで紐の長さを調整しなおす必要があったりして、一般にそれほど使い勝手はよくありません。
だっこにはだっこ専用ひも、おんぶはおんぶ専用ひもを、別々に用意したほうが結局は楽です。
抱っこ専用のだっこ紐では、簡易型のダコビーあるいはカドラーレベカがかさばらなくてお勧めです。
どちらも肩と腰の両方で子どもの体重を支えるタイプです。
この中では、ダコビーのほうが肩紐もやや太くしっかりしたつくりです。
使わないときダコビーは腰に装着したままくるくる丸めてたためるようになっています。
カドラーレベカにはそういった機能はありませんが、はずしてカバンに入れてもカサをとりません。
一部で評判がよいので、フェリシモのシンプルだっこ紐も試してみましたが、結局は肩にすべての重みがかかるので、子どもが重くなると結構つらいと思います。
腰が据わって、外で抱いたり下ろしたりが多くなると「ちょっと抱き」のできるポーチ型がほしくなってきます。
おんぶ専用だっこ紐としては、ニンナナンナのかるがるキャリーの評判がよいようですが、わたしにはどうもフィットせず、使うのをあきらめました。
結局、昔ながらの前バッテン式のおんぶ紐が、見た目は悪いもののフィット感は抜群でした。
- ママコート(△)
- 抱っこまたはおんぶでの外出が多ければ、寒い季節には1枚あるととても楽です。
子どもに厚着をさせなくて済むので、特に子どもの月齢がいかないうちは便利です。
レンタルもありますが、通販などで普通のコートに負けないデザインのものも増えているようです。
- A型ベビーカー(借)
-
お座りできるようになるまでの外出には便利です。
特に子供と二人で外食する必要のあるときには、ベビーカーに寝かせておけるのはとても楽です。
- B型ベビーカー(○)
- お座りするようになってからの外出はもっぱらこれでしたが、子供のせ自転車を買ってからは出番がすっかり減ってしまいました。
- 子供のせ自転車(△)
- 普通の自転車に同乗器をとりつけるより、子供乗せ専用に作られた自転車を使う方が、はるかに安定感があるようです。
うちではふらっか〜ずPapaを買いました。
他の子供乗せ自転車と違ってスポーツタイプなので、子供を乗せているときでも下手な普通のママチャリよりスピードが出せます。
長距離走る必要がある場合にはお勧めですが、自転車に乗り慣れない人、背が低い人には向かないかもしれません。
- チャイルドシート(○)
- うちには車がないのでよくわかりません。すみません。
赤ちゃんには母乳が一番とはよく言われるものの、母乳育児もなかなかスムーズには進まないものです。リンク集の母乳育児の項なども参考にしてください。
母乳を飲ませるだけなら基本的には道具は何もいりませんが、状況によっては必要になるもの、あると便利なものを掲げました。
粉ミルク中心の場合は多少事情が異なるかもしれません。
- 授乳服(△)
- 普通の服でももちろん授乳はできます。
とはいえ、普通のTシャツの裾ををまくりあげたり、シャツの前をはだけて授乳するのは、人目が多少気になるだけでなく、寒い季節にはお腹や背中がすうすうしたり、まくりあげた服を手で押さえてないと子供の顔に落ちかかってきたりします。
そういった不便がないよう、授乳用の口のあいた服(授乳服)も、最近ではいろいろ売られるようになってきたようです。
授乳用のTシャツやタンクトップを下着代わりに着ていれば、上に着るのは普通のシャツでも、前ボタンをはずしての授乳が楽です。
日本で売られている授乳服は、サイズはワンサイズ(いわゆるフリーサイズのみ)、デザインも種類が少ないため、わたしは海外通販を愛用していました。
特にMotherWearのEssential T-Topは授乳がしやすかったです(多少着崩れするのでおしゃれ着にはなりませんが)。
サイズ情報はリンク集のマタニティ・育児系通販の記述を参考にしてください。
- 母乳冷凍バッグ(○)
- 母乳オンリーの子どもを人にみてもらう場合は必須です。
カネソンから200mlと100mlのものが出ていますが、100mlのほうが使いやすいと思います。
一度に100ml以上搾乳したとしても、小分けにして冷凍したほうが、使うときの量の調節がしやすいためです。
- 搾乳カップ&哺乳瓶(○)
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わたしはピジョンの母乳相談室という哺乳瓶と、この哺乳瓶に合わせて作られた搾乳カップを使用していました。
ただし、二人目のときは、風呂場で母乳冷凍バッグに直接搾るということもやりました。
おっぱいが容器の外に多少散っても構わない場所であれば、このほうが楽なようです。
- 搾乳機(×)
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搾乳機は赤ん坊の吸い方と違い、乳首に陰圧をかけて吸い出すので、乳首をいためやすいそうです。
どうしても、という状況でなければ、搾乳機は使わずに手で搾ったほうがよいそうです。
- 消毒用具(△)
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哺乳瓶や搾乳器具の消毒に使うものですが、実は特別な消毒はしなくても大丈夫という話も聞きます。
消毒するならば、電子レンジを使うタイプが便利なようです。
わたしはピジョンの電子レンジ消毒バッグを使用しました。
薬品タイプのものは実は塩素系漂白剤そのものです。
わたしとしては使わない方がよいのでは…、と思います。
乳帯 | (○) |
入院準備品の項目を参照してください。 |
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清浄綿 | (×) |
入院準備品の項目を参照してください。 |
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母乳パッド | (○) |
入院準備品の項目を参照してください。
個人差もあるようですが、体が授乳に慣れてくるとだんだん漏れなくなり、母乳パッドも必要なくなってきます。
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- ベビーバス(借)
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赤ちゃんが健康で、自宅に専用の風呂があって、一番風呂に入れられるなら、退院直後から大人と同じ湯船にいれても問題ないと思います(うちではそうしてました)。
ただし、母親は産後しばらく湯船につかれないと考えたほうがいいし、父親または他の大人が子供を入浴させられると限らないこともあるでしょうから、ベビーバス(またはそのかわりになるもの)を用意しておいて損はないと思います。
十分に大きなシャワー洗面台があればそれでもいいでしょう。
ベビーバスを用意するならレンタルがお勧めです。
ベビーバスは台所のシンクで使えるタイプが楽です。
- 湯温計(◎)・浴用ガーゼ(△)
- 大人と同じ湯船にいれるにしても、ベビーバスを使うにしても、慣れるまでは毎回湯温を確認したほうがいいので、湯温計は必要です。
浴用ガーゼはなくても平気な子もいます。
いずれも特別なものでなく、普通の湯温計と普通の大判ガーゼで十分です。
- ベビー用風呂いす(借)
- 大人と一緒の風呂に入れるとき、一時的にでも子供からちょっと手を離したいことがよくあります。
そういうときベビー用の風呂いすがあるととても便利です。
うちではすやすやバスというのを生後1ヶ月頃から3ヶ月間レンタルして、とても助かりました。
類似品はいろいろありますが、すやすやバスのお湯に浮かべて使える点が魅力でした。
- ベビー用せっけん・シャンプー・ローション・オイル(×)
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赤ちゃんだからといって特別なせっけんを用意する必要はありません(香料等の添加物の多いものや、肌に刺激の強いタイプを使っていたら別ですが)。
トラブルがなければ、わざわざローションやオイルなどを赤ちゃんの肌に塗る必要はないし、もし補湿が必要になっても薬用のオリーブオイルなどで十分でしょう。
うちではもともとオリーブ石鹸、せっけんシャンプーを愛用していたので、子供にもそのままこれを使いました。
ローション類はまったく使いませんでした。
- 体重計(借)
- 体重計は実はなくても問題ない気がしますが、あればあったで子供の成長が目に見えるので面白いとは思います。
母乳の飲んだ量が知りたいというなら2g〜10g単位のものが必要ですが、そうでなければ20g〜50g単位で十分です。
ちょっと大きくなれば、抱っこして普通の体重計に乗り、あとから自分の体重を引けばおよその体重はわかります。
- 体温計(○)
- ごく普通の体温計でも計れますが、測定時間の短いタイプ(脇下用ならチビオンなど)が便利です。
耳式体温計はとても便利で、一度慣れると手放せませんが、メーカーによっては測定誤差の大きい(大きすぎる)ものもあるので要注意です。
うちでは生後8ヶ月頃からシチズン製の耳式体温計を使っていますが、かなり正確な上、プローブ・カバーが不要なのもポイントです。
ただし、中耳炎など耳に炎症がある場合は耳式体温計が使えませんので、脇下のタイプも1本は必要です。
ベビー綿棒 | (◎) |
何かと使います。 |
ベビー爪切り | (○) |
必ずしも専用のものは必要ないと思います。
他のものと同じように新生児用はあれば楽ですが、使う期間はごく短いです。 |
mail: kazu at tom-yam.or.jp (atを@に置き換えてください)
(最終更新日: 2001.11.18)