「自宅出産風景UP…」にレスありがとう〜。
[註] 掲示板には当日の写真を掲載していました。
ちょっと遅くなったけど、助産婦さんにお産の記録のコピーをもらったので、正式レポートします(下の文章中で『』内は助産婦さんの記録からのそのまま抜書きです)。
○月○○日
6:00 ふと目がさめてトイレに行くと、3日前にちょっと見て、その後止まっていたおしるしが再開してました。布団に戻ると軽〜い持続的な下腹部痛&腰痛。
6:30 痛みが規則的になってきて、はかってみると6分間隔。でもまだ弱いし、ダンナもNも熟睡していたので、もう少し様子を見てみる。
8:00 痛みは特に変わらず。ダンナとNが起きてきたのでわたしも起きる。
8:10 助産婦さんに電話して様子を伝える。
8:20 助産婦さん到着(←あんまり早いのでびっくり)。とりあえず内診したら5cmとのこと。でもまだまだ楽勝の痛み。
産むつもりの場所(リビングの一番いい場所)に布団を敷いて、防水シーツを広げる。わたしはレッグウォーマーをつけました。
9:00 ダンナ、いつも通りにNを保育園に連れて行く。
このすきにばぶばぶに第1回報告。
9:30 『心音142。お灸を自力で行う』。
児心音はドップラーで聞かせてもらいました。分娩監視装置とかは何もなしで、この後もときどき(基本的に1時間に1度)ドップラーで心音を確認するだけ。
お灸は、もともと通っていた漢方治療室でやり方を教わっていたもので、三陰交って脚のツボを刺激するとお産の進みがよくなるらしい。
「今のうちにしたいことしててくださいね、シャワーも浴びて」と言われ、シャワーを浴びた後、翌日提出の生協の注文書の記入などしてました。
しばらくして、もう一人(助手)の助産婦さんも来たけど、助産婦さんは二人とも「このへんにいますから、何かあったら呼んでくださいね」と言って、すぐに玄関の外に出た(ダンナの話だと本当に近所をうろうろしていたらしい)。
10:30 『心音142−152。腹緊強くなってきている』
11:30 『心音140台。間歇5分。持続30秒。三陰交刺激(マッサージ)。呼吸上手』
助産婦さんは「そろそろわたしたちもずっとこちらにいますね」と言われ、脚のツボのマッサージをしてくれる。
12:00 ダンナがおにぎりをにぎってくれたので食べる。まだまだ食欲あり。テレビのニュース(アメリカのテロ事件)など見ている。
12:30 『心音140台。間歇3−5分。持続40秒。四つんばい等自分で楽な姿勢を探している』 この時点では四つんばいが楽だった。
『眠い。横になる』 食事をしたせいかちょっと眠くなり、横向きに転がって一瞬眠ったみたい。
13:40 『心音140台。間歇3分。持続50秒。コントロール上手。あぐらが楽。かなりきつくなってきた』
14:17 『心音148。間歇3分。持続50秒。肛門に圧が時々かかるとのこと』
ひっきりなしに痛みが来るようになったけど、肛門が床にぺたっとつくような形であぐらをかいて座って、体を揺すっているとだいぶ楽にしのげました。助産婦さんは一人が脚のツボ、一人がずっと肩をもんだり、腰をさすったりしてくれました。
14:44 『間歇3分。持続50秒。子宮口開大8−9cm。展開100%。児頭下降度±0。内診時血性分泌物付着』
5時までにダンナ保育園にNを迎えにいってもらわないと行けないんだけど、迎えに行って留守の間に生まれてしまうと嫌なので、お産の進み具合を確認してもらいました。結果、「ほとんど全開。経産婦だし、いきみたくなったらいきんでいいよ」と言われたれど、自分の感覚として「ホントにすぐ!」という感じじゃなかったので、すぐに急いで迎えに行ってもらうことにした(大正解)。
15:21 『心音139−142。間歇3分。持続60秒。肛門への圧迫感あり。Nくん帰る』 助産婦さんに「お父さんとNくん、赤ちゃん生まれるのに間に合ったね。赤ちゃんも待ってたんだね」と言われる。
ここからの1時間、痛みはとっても強いし、肛門への圧はあるんだけど、全然いきみたい感じではなくて、お産が進んでいる感じがなくて、一番きつかった。
四つんばいも、体に力が入らなくて辛くて、ときどき横になる。
助産婦さんにうながされて、ダンナの手を握って頑張る。「みけんを開いてね。眉間にしわを寄せないで。みけんを開くと会陰も開くからね〜」と言われ、目と目を離すようにしながらダンナを睨みつけてた(笑)。
それでも、Nは構って欲しくてミニカーやお絵かきボードを母に差し出す…(写真のとおり)。
16:30 『破水。四つんばい』
破水の少し前から、やっと弱いいきみが出てきて、助産婦さんの「胎胞排臨」って言葉が聞こえた。
破水は文字通り「バーン」とすごい音&勢いで、用意していた防水シーツを飛び越えて、布団の端っことか少しぬれるほど。その後も子供が生まれるまで、いきむたびに水が流れる感じがしました(「うーん、あとで布団干さなくっちゃ」と思ってしまうのが自宅出産)。
このあとやっとぐぐっといきみがきたけど、体を起こしている体力がなくなってて、横向きに寝てました。上になるほうの片足を上げて、助産婦さんの膝につっぱらせながら、いきみました。
前回のお産で会陰裂傷が大きくて「今度はゆっくり産みたい」と伝えてあったので、ゆっくり出すために仰向けになるよう促されたけど、腰&お尻が痛くてすぐ横向きに戻る。
16:40 『排臨』 大きな鏡を出してもらって見せてもらったけど、よくわからなかった(ちょっと残念)。助産婦さんは何度もピアバーユを会陰にすりこんで広げてくれていたみたい。
17:00 『発露』
17:03 『男児娩出』
すぐに抱っこさせてもらって、おっぱいを一瞬舐めさせました(この後、計測が終わってから改めてもうおっぱいを飲ませた)。
拍動する臍の緒も触らせてもらった。つい、握り締めてしまって、強く握らないよう注意されちゃいました。
一箇所ねじれてうんと細くなった個所があって、「この臍帯でよく心拍一度も落ちなかったね。全開から時間がかかったのもそのせいだね。赤ちゃんが自分でコントロールしているんだ」と言われました。
ダンナが臍の緒カット。
破水あたりからじっと座って邪魔もせずに見ていたNも手をそえさせました。
17:10 『胎盤娩出』
このあと、前にもレポートしたように寝たまま胎盤刺身賞味、授乳と続きました。
ちなみに。 新生児 生。単。男。 体重3300g。身長50.5cm。頭囲35.5cm。胸囲32.0cm。 AP10点。産瘤 無。頭血腫 無。 胎盤 重さ590g。厚さ2cm。形20cm×20cm。 欠損 無。卵膜欠損 ?(塊が出るかもしれないけど心配しないでと言われた)。 臍帯 長さ50cm。纏絡0回。太さ1cm。出生時臍帯のねじれ(×3)あり。付着部位 中央。 出血量 小(直後220+1時間140+2時間小) 直後子宮底 臍下4横指。収縮 良。 血圧 106/65。P73。 分娩所要時間 8時間48分(何の時間だろうと思ったら、助産婦さんの到着時刻から数えていたみたい…)
会陰裂傷なしでした〜。
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