第2子・自宅出産レポート

自宅出産レポート(超長文)
□投稿者/ かずだん@M♂2w&N♂1歳8ヶ月 -(2001/XX/XX(Wed) 11:59:15)
「自宅出産風景UP…」にレスありがとう〜。 [註] 掲示板には当日の写真を掲載していました。

ちょっと遅くなったけど、助産婦さんにお産の記録のコピーをもらったので、正式レポートします(下の文章中で『』内は助産婦さんの記録からのそのまま抜書きです)。

○月○○日
6:00 ふと目がさめてトイレに行くと、3日前にちょっと見て、その後止まっていたおしるしが再開してました。布団に戻ると軽〜い持続的な下腹部痛&腰痛。
6:30 痛みが規則的になってきて、はかってみると6分間隔。でもまだ弱いし、ダンナもNも熟睡していたので、もう少し様子を見てみる。

8:00 痛みは特に変わらず。ダンナとNが起きてきたのでわたしも起きる。
8:10 助産婦さんに電話して様子を伝える。
8:20 助産婦さん到着(←あんまり早いのでびっくり)。とりあえず内診したら5cmとのこと。でもまだまだ楽勝の痛み。

産むつもりの場所(リビングの一番いい場所)に布団を敷いて、防水シーツを広げる。わたしはレッグウォーマーをつけました。

9:00 ダンナ、いつも通りにNを保育園に連れて行く。
     このすきにばぶばぶに第1回報告。

9:30 『心音142。お灸を自力で行う』。

児心音はドップラーで聞かせてもらいました。分娩監視装置とかは何もなしで、この後もときどき(基本的に1時間に1度)ドップラーで心音を確認するだけ。
お灸は、もともと通っていた漢方治療室でやり方を教わっていたもので、三陰交って脚のツボを刺激するとお産の進みがよくなるらしい。
「今のうちにしたいことしててくださいね、シャワーも浴びて」と言われ、シャワーを浴びた後、翌日提出の生協の注文書の記入などしてました。

しばらくして、もう一人(助手)の助産婦さんも来たけど、助産婦さんは二人とも「このへんにいますから、何かあったら呼んでくださいね」と言って、すぐに玄関の外に出た(ダンナの話だと本当に近所をうろうろしていたらしい)。

10:30 『心音142−152。腹緊強くなってきている』
11:30 『心音140台。間歇5分。持続30秒。三陰交刺激(マッサージ)。呼吸上手』

助産婦さんは「そろそろわたしたちもずっとこちらにいますね」と言われ、脚のツボのマッサージをしてくれる。

12:00 ダンナがおにぎりをにぎってくれたので食べる。まだまだ食欲あり。テレビのニュース(アメリカのテロ事件)など見ている。

12:30 『心音140台。間歇3−5分。持続40秒。四つんばい等自分で楽な姿勢を探している』 この時点では四つんばいが楽だった。

      『眠い。横になる』 食事をしたせいかちょっと眠くなり、横向きに転がって一瞬眠ったみたい。

13:40 『心音140台。間歇3分。持続50秒。コントロール上手。あぐらが楽。かなりきつくなってきた』
14:17 『心音148。間歇3分。持続50秒。肛門に圧が時々かかるとのこと』

ひっきりなしに痛みが来るようになったけど、肛門が床にぺたっとつくような形であぐらをかいて座って、体を揺すっているとだいぶ楽にしのげました。助産婦さんは一人が脚のツボ、一人がずっと肩をもんだり、腰をさすったりしてくれました。

14:44 『間歇3分。持続50秒。子宮口開大8−9cm。展開100%。児頭下降度±0。内診時血性分泌物付着』

5時までにダンナ保育園にNを迎えにいってもらわないと行けないんだけど、迎えに行って留守の間に生まれてしまうと嫌なので、お産の進み具合を確認してもらいました。結果、「ほとんど全開。経産婦だし、いきみたくなったらいきんでいいよ」と言われたれど、自分の感覚として「ホントにすぐ!」という感じじゃなかったので、すぐに急いで迎えに行ってもらうことにした(大正解)。

15:21 『心音139−142。間歇3分。持続60秒。肛門への圧迫感あり。Nくん帰る』 助産婦さんに「お父さんとNくん、赤ちゃん生まれるのに間に合ったね。赤ちゃんも待ってたんだね」と言われる。

ここからの1時間、痛みはとっても強いし、肛門への圧はあるんだけど、全然いきみたい感じではなくて、お産が進んでいる感じがなくて、一番きつかった。
四つんばいも、体に力が入らなくて辛くて、ときどき横になる。
助産婦さんにうながされて、ダンナの手を握って頑張る。「みけんを開いてね。眉間にしわを寄せないで。みけんを開くと会陰も開くからね〜」と言われ、目と目を離すようにしながらダンナを睨みつけてた(笑)。
それでも、Nは構って欲しくてミニカーやお絵かきボードを母に差し出す…(写真のとおり)。

16:30 『破水。四つんばい』

破水の少し前から、やっと弱いいきみが出てきて、助産婦さんの「胎胞排臨」って言葉が聞こえた。
破水は文字通り「バーン」とすごい音&勢いで、用意していた防水シーツを飛び越えて、布団の端っことか少しぬれるほど。その後も子供が生まれるまで、いきむたびに水が流れる感じがしました(「うーん、あとで布団干さなくっちゃ」と思ってしまうのが自宅出産)。

このあとやっとぐぐっといきみがきたけど、体を起こしている体力がなくなってて、横向きに寝てました。上になるほうの片足を上げて、助産婦さんの膝につっぱらせながら、いきみました。
前回のお産で会陰裂傷が大きくて「今度はゆっくり産みたい」と伝えてあったので、ゆっくり出すために仰向けになるよう促されたけど、腰&お尻が痛くてすぐ横向きに戻る。

16:40 『排臨』 大きな鏡を出してもらって見せてもらったけど、よくわからなかった(ちょっと残念)。助産婦さんは何度もピアバーユを会陰にすりこんで広げてくれていたみたい。

17:00 『発露』
17:03 『男児娩出』

すぐに抱っこさせてもらって、おっぱいを一瞬舐めさせました(この後、計測が終わってから改めてもうおっぱいを飲ませた)。
拍動する臍の緒も触らせてもらった。つい、握り締めてしまって、強く握らないよう注意されちゃいました。
一箇所ねじれてうんと細くなった個所があって、「この臍帯でよく心拍一度も落ちなかったね。全開から時間がかかったのもそのせいだね。赤ちゃんが自分でコントロールしているんだ」と言われました。

ダンナが臍の緒カット。
破水あたりからじっと座って邪魔もせずに見ていたNも手をそえさせました。

17:10 『胎盤娩出』

このあと、前にもレポートしたように寝たまま胎盤刺身賞味、授乳と続きました。

ちなみに。
新生児 生。単。男。
    体重3300g。身長50.5cm。頭囲35.5cm。胸囲32.0cm。
    AP10点。産瘤 無。頭血腫 無。
胎盤 重さ590g。厚さ2cm。形20cm×20cm。
   欠損 無。卵膜欠損 ?(塊が出るかもしれないけど心配しないでと言われた)。
臍帯 長さ50cm。纏絡0回。太さ1cm。出生時臍帯のねじれ(×3)あり。付着部位 中央。
出血量 小(直後220+1時間140+2時間小)
直後子宮底 臍下4横指。収縮 良。
血圧 106/65。P73。
分娩所要時間 8時間48分(何の時間だろうと思ったら、助産婦さんの到着時刻から数えていたみたい…)

会陰裂傷なしでした〜。

Re[2]: 自宅出産レポート(超長文)
□投稿者/ かずだん@M♂13日&N♂1歳8ヶ月 -(2001/XX/XX+1(Thu) 11:18:59)
書き落としてたけど(まだ書くんかい>自分)、助産婦さんは産後1週間(当日を含めて7日間)毎日来てくれて、

  子ども: 沐浴、体重測定、黄疸のチェック、K2シロップ投与(2日目と6日目)、先天性代謝異常検査(5日目)など
  わたし: 子宮の戻りと悪露のチェック、血圧測定、おっぱいマッサージ(乳管開通とぱんぱんにはったおっぱいの搾乳)など

してくれました。その後は生後2週間後と生後1ヶ月検診に訪問してくれます。

中でも、せっかく自宅で産んでも、黄疸が異常値になると病院に送って光線療法を受けなければならなくなるというので、黄疸の数値はマメに測って、必要に応じて水分補給や日光浴を指導されました。

マンツーマンでとっても丁寧にお世話してくれたけれど、当然ながら家事はまったく含まれてません。ただ、必要に応じて産褥シッターさんの紹介はしてくれるらしいです。

> 私も次は・・・。自宅出産、家人がたいへんだと思うんだけど、どうかな?入院していれば1週間は産院がめんどうみてくれるわけだし・・・。その辺が気になるのよね〜。

問題は食事・洗濯・上の子の世話かなあ(掃除はしなくても死なん)。
でも、食事の支度以外は入院しても免れないのよね。

うちはダンナが前回のお産のとき会社に通いながら頑張りすぎてダウンした(ダンナはちょっと無理するとすぐにバテル体質なのだ)のに懲りて、今回は育児休職(産後すぐ〜2ヶ月)をとることにしたので、初日から家にいて食事作り、洗濯、上の子の世話など専念してくれました。

まあ、食事ってもご飯を炊いて、近所のお惣菜屋から買ってきたおかずが中心だけど、十分といえば十分。
ダンナとしては、Nの世話を一手に引き受けるのが一番しんどかったみたい。
入院してると、産院に面会に通う(そして洗濯物などを送り届ける)手間がいるけど、それがなくて済むのはだいぶ楽だったみたい。

週末は、実家の母が来て料理・掃除をやってくれたのが、だいぶ助かりました。
わたしも、前回のお産とは比べ物にならないくらい回復も早くて、ぼちぼち動けるし。


> TもNの出産の時、立ち会ったんだけど、出産をみていたせいか、あまり焼きもちもやかずにNをとてもかわいがってます。
> 上の子を出産に立ち会わせるメリットってあるなぁと実感。

 うん、うちも。

 長時間Mを抱っこしておっぱいを飲ませてても、意外なことに、Nは全然妬かない。
 それに、教える前から、なでなでしようとしたり、「ちゅ〜」といいながらおでことおでこをくっつけたり(←「ちゅー」をそういうものだと思っているらしい)してくれます。
 勢い余って踏んづけかけることもしょっちゅうだけどね。