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『みんなのためのルールブック あたりまえだけど、とても大切なこと

 
  ロン・クラーク著/亀井よし子訳
  草思社
  2004年10月21日
  価格:1000円 (with tax)


 「こんな本が必要なのか」と驚くほど、この社会の教育力は下がってしまったんだなぁということを教えてくれる……、でもとても便利な本です。
 

  著者はアメリカで最優秀教師賞をもらった若い先生だそうです。荒れた小学校を、50のルールを守らせることで建て直したらしい。
  まさに、小学生にそのまま読ませたい本。だけど、はっきり言って、「精神年齢が小学生並みに下がってしまっている中学校でも使えそうだなぁ、無作法でどうしようもないように見える大人にも読ませたいなぁ」と思う本です。
  「どうして、そうしなければいけないのか」ということを、やさしくやさしく解説しつつ、ルールそのものはシンプルに。
  子どもはひょっとしたら、「これがルールだ」と、しっかり大人に示してもらって、模範も見せてもらうことを求めているのかもしれないですね。

  「公共の場所ではしゃべらない」とか、「人の顔を見て話そう」なんて……、いままでは「そんなことは当たり前だろう」で済ませられがちだったけど、いまの時代はその「当たり前」を、誰も系統立ててきちんと教えてくれない。「当たり前」のことも、ちゃんと大人が子どもに系統立てて伝えて、はじめて子どもにとっても「当たり前」になってゆくんだなぁ、と改めて思わされます。(2005年4月2日記)

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