『仏教・キリスト教 死に方・生き方』
鈴木秀子(すずき・ひでこ) & 玄侑宗久(げんゆう・そうきゅう) 著 講談社+α新書 2005年2月20日 価格:838円 (without tax) カトリックのシスターと臨済宗の僧侶が、宗教の違いを超えて、あれこれ死と人生について語ってくれます。 カトリックのシスターだけど大学の先生もしている鈴木秀子さんと、臨済宗のお坊さんだけど芥川賞作家でもある玄侑宗久さんの対談の本。 カバーの外側についている帯(左の写真をスキャンするときは取っちゃいました)には「泣いて笑ってやさしくなれる宗教&人生入門」とある。「泣いて笑って」というほどメリハリがある内容ではないです正直言って。でも、二人の異なる宗教に生きている人が、それぞれの宗教のいちばんいいところを紹介しあいながら、わかりやすい言葉で、とりとめなく会話している、それを淡々と聞かせていただいているような感じで、読んでいて心地のよい本でした。 死んでゆくというのはどういうことなのか、自由な精神で本当に心から解放された生き方をするとはどういうことなのか、変転してゆくこの世の中で「変わらないもの」「生涯を懸けるに足るもの」とはなんなのか、幸せとはなんなのか、救いとは、悟りとは……というような問題に関するヒントが、お二人のゆるやかな対話のなかで、ぽろりぽろりと紹介されてゆき、いろいろと考えさせられます。(2005年7月27日記) |
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