『茶の湯の心で聖書を読めば』
高橋敏夫 著 いのちのことば社 フォレストブックス 2006年6月20日 価格:1,000円 (without tax) 千利休の侘び茶に秘められたキリスト教の精神をさぐる。 千利休が完成させたといわれる侘び茶の世界には、実はキリスト教の影響がある、ということは、何となく感づいてはいたものの、きちんと整理して書いてくれる人が今までいなかったような気がします。 この本は、120ページあまりの小さな本ですが、茶道に与えたキリスト教の影響について、わかりやすくコンパクトにまとめてくれています。資料によって裏付けられる点と、推測による点をきちんと分けて書いているのも好感が持てます。 本の前半は、利休の侘び茶に与えたキリスト教の影響などを、利休の高弟であった高山右近のほかキリシタン大名たちの足跡にのっとってたどり、後半は、茶の湯の精神で聖書を読めば、どのような共通点が見いだせるのかを、著者独特の感性で解説しています。この後半部分は著者のオリジナリティが強い出ているわけですが、キリスト教の精神でお茶をたしなむという、ひとつの日本的キリスト教のあり方をも提示しているように感じられます。 小著ながら、日本人としての文化や感性を大切にしながら、クリスチャンでもありつづけるという一つのモデルを示してくれている本でもあります。オススメします。 (2006年7月4日記) |
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