三〇番地図書館の受付にもどる

『「プチうつ」気分にサヨナラする本』

 
  下園壮太 著
  PHP研究所
  2007年2月1日
  価格:1,200円 (+ tax)

あれ? おかしいな。こんなはずじゃないのに、どうしてこんなに調子が悪いんだろう? と気づいた時点で読むとよい本です。
 

  著者の下園壮太氏は、自衛隊の心理幹部・カウンセラーとして活動しておられる人です。
  この本は、「あれ、自分はどうしたんだろう。どうも調子が悪いな」と思った時点、うつの初期症状の段階で読むとよい本だといえそうです。
  たいへんわかりやすく、やさしく書かれたこの本の論旨の特徴は、まず「うつ」は基本的に「疲れ」から来ている、ということです。ですから、最も有効かつ絶対に必要な対処は、「休む」ということです。
  また、この本では、「うつ」になる人間の心のメカニズムを、人類が長い歴史の中で育ててきた「原始人のプログラム」が、この現代社会に適応できてないから起こる症状として、わかりやすく説明してくれます。
  そして、この本では、じゅうぶん休んだあと、少しずつ社会適応してゆくためのいくつかの方法を紹介してくれています。これらは、「うつ」に陥る前から、自分に対する癒しの方法として実行してもいいような内容です。
  本格的なうつになる前に、「プチうつ」の段階から、自分に優しくしてあげることは大事なことです。そのための手軽な案内書として、この本はとても役に立つと思います。わかりやすく、平易な文章で、あっという間に一冊読みきることができます。この本、オススメです。
(2007年11月14日記)

ご購入希望の方は、
こちら(↓)

教会の玄関へ戻る
「キリスト教・下世話なQ&A」コーナを訪ねる

牧師にメールを送る