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宗教改革2.0へ ……ハタから見えるキリスト教会の○と×
 松谷信司 編・著
 ころから  2018年6月21日
  価格:1,600円 (+税)

 全クリスチャン必読の本:キリスト教は変わらざるを得ない。
 
 クリスチャン必読の書だと感じました。特にki閉塞状態の日本社会において、同じく閉塞状態に陥っている日本のキリスト教会で、多少なりとも教会の未来に不安を抱いている人は、必ず読んでおいたほうがよい本です。
 この本はキリスト新聞社の雑誌『Ministry』の「ハタから見たキリスト教」というコーナーの集大成ですが、キリスト教を愛してやまないけれどもキリスト教の内部には入らず、しかしキリスト教のすぐそばで、愛を込めてキリスト教を見つめ続けている人たちによる、キリスト教についてのコメントが満載されています。
 殊に、終盤の内田樹さんと釈徹宗さんの対談には教えられることが多く、たくさんメモを取りながらじっくりと読まずにはおれませんでした。
 司会を務めた編集者の松谷信司さんの問題意識も、歴史におけるキリスト教の位置づけとそれに対する評価、さらにはこれからのキリスト教の在り方を探る姿勢において、非常に共感できるところが多く、それに的確に答えてくださる内田さん、釈さんのコメントも、非常に有益でした。
 そしてそれらの「ハタから見た」人びとのコメントは、キリスト教への否定的批判だけではなく、希望や可能性に目を開かせてくれるものでもあります。
 そのようなわけで、これからのキリスト教学校の教育のあり方、キリスト教会の伝道のあり方について、とても示唆に満ちたヒントを与えてくれる書物だと思い、この本を強くオススメします。

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